Nice Day JOURNAL -GLOSTER-

1917年(大正6年)に誕生した日本が誇る老舗シューズメーカーの「HARUTA」。学生時代に愛用していた人も多く、日本人にはお馴染みのブランドだ。創業100年を超えた現在もメイド・イン・ジャパンにこだわり、良質なモノづくりを続けている同社。そんな真摯な姿勢と品質の高さ、そして何より日本人の足を知り尽くした履き心地の良さで近年再評価されており、名だたるブランドやセレレクトショップが別注オーダーをかけている。グロスターもまた、2015年よりHARUTAとの製品企画をスタート。毎年、大きな反響を得ている。

 

 

HARUTA × GLOSTER 2018年最新別注シューズ

 

 

 

カラーはブラックとブラウンの2色を用意。

「 HARUTA 別注ローファー」(8-0757-5-47-350)

¥14,800+Tax

 

 

注目の2018年シーズンは、グロスターらしい視点で仕上げた定番ローファーの別注モデル。ローファーはHARUTAの看板モデルであり、メンズ向けはすでに1957年に登場しているほど。そんな歴史あるモデルをベースに、1.ハーフサドルの処理をかぶせ縫いとビーフロールをMIXすることで、独自のスタイルを表現した。これにより、ドレスでもカジュアルでも使える万能な一足に。

また、2.ボディと甲部分のサドルでレザーを切り替えるなど細かい部分にも改良を加えている点にも注目。さらに、3.フラクタルレザーを採用することで高い撥水性を確保。急な雨でも安心の一足となっている。

 

1.ビーフロール × かぶせ縫いのMIXでさらに使いやすく!

 

ハーフサドルの端っこを糸で巻いたような処理を「ビーフロール」と呼ぶ。これは、たこ糸に巻かれたローストビーフを連想させることから名付けられた。立体的で無骨な表情はカジュアルな装いの際にほどよいアクセントになる。

一方で、ハーフドルをボディにかぶせ縫いするという処理もある。こちらは立体感があまりないため上品な雰囲気となり、スーツなどのドレススタイルに最適というわけだ。

今回の別注ローファーでは、ふたつのいいとこ取りをおこない、MIXスタイルで表現しているのがポイント。これにより、カジュアルからドレスまで幅広いスタイルにフィットする万能な一足となった。

 

 

2.ボディとサドルでレザーの表情が違う!?

一見するとわずかな違いながら、実は大きく印象を変えているのがレザーの切り替え。ボディ部分はシボ感のある型押しを使用している一方、甲部分のサドルにはシボの少ないレザーを配しているのがポイント。これにより、程よいアクセントが生まれスマートでスタイリッシュな印象を与えることができる。

 

 

 

3.高い撥水性を誇るフラクタルレザーを採用!

フラクタルレザーとは、表面に撥水剤を塗布するのではなく、染色の段階からドラムに撥水剤を入れて繊維の奥まで浸透させる加工のこと。これにより、通常の撥水加工よりも高い撥水機能を有することができる。つまり、雨の日関係なく毎日履いていても撥水性能が落ちづらく、突然の雨にも対応できるというわけだ。

 

だから、カジュアルにもビジネスにも合わせやすく毎日履ける!

 

 

 

 

 

 

 

 

カジュアルにもドレスにもフィットするデザイン性、そして突然の雨でも安心な機能性。さらに、幅広な日本人の足にフィットする3Eワイズと、日本人の足型を知り尽くしたHARUTAのラスト。それらがベストバランスで融合されることにより、ONでもOFFでも毎日履ける使い勝手のいいローファーが完成した。

 

 

コインローファーの歴史

 

もともと、ローファーは英国貴族たちの室内靴として誕生した。その後、アメリカのバス社が1934年に「ウィージャンズ」というモデルのローファーを発表。これが世界初のコインローファーとなる。ちなみに、コインローファーと呼ばれるようになったのは1950年代から。当時、米国の大学生たちがサドル部分の切り込みにコインを挟さんでいたことにちなんでいる。その理由は諸説あるが、緊急時に公衆電話でかけられるように1セント硬貨を挟んだというのが広く伝わっている話しだ。なお、1セント硬貨はペニーと呼ばれるため、ペニーローファーとも呼ばれる。

日本ではそんなアメリカの大学生(IVYリーグ)を真似たアイビーファッションが、1960年代にブームに。それにともないコインローファーも大ヒット。HARUTAではすでに1957年からコインローファーを発表していたというのだから、先見の明があったといえる。